「美空さまもちゃんと二人に言って下さい! わたくしはイジメなど、そんな事してませんわよね⁉︎」
「……?」
……イジメ?
「その傷は昨日の地域安全パトロールによるものですわよね⁉︎」
何か訴えかけるその瞳……
「……あ〜。 うん、」
よく分からないまま、あたしはサヤに返事をした。
「ハァ〜、」
安心したようなサヤの顔。
「……っ、」
「美空さん!」
それとは逆に、透と薫は納得のいかない顔をする。
「おい美空! 嘘つくな!」
「そうよ! あたしちゃんとタロットで占って……」
「所詮はタロット占いですわ」
今度は余裕たっぷりに、サヤが二人を見て言った。
「……なによ、 何が言いたいの……」
「言いにくい事ですけど……占いでは何の根拠も信憑性もありませんわ。そのような不確かなものでわたくしを悪者と決めつけるのは……」
「……っ、あたしには霊感があるの! 占いだけじゃない! ちゃんと勘が働くのよ!」
「ですからそれも、所詮はただの霊感ですわ」
「……っ、」
「失礼ですが薫さま? わたくしはESP能力者です。今は不調ですけれど……
でも、このような状態でも薫さま程度の霊感でしたらわたくしにも……
わたくしのようなESP能力者からすれば霊感など、やはりあまりアテにはならないかと」
「なんですって⁉︎」
薫はサヤを睨みつける。
そんな中、透があたしに目を向けた。


