SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし

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"……ザアアア……"


次の日の日曜日は朝から冷たい雨が降っていた。

サヤから、今日は顔を見たくないと言われたあたしは、言われた通りずっと自分の部屋に閉じこもっている。

窓の外、雨に濡れるその景色をぼーっと遠目に眺めていた……


「……ハァ、」


つい出てしまうため息。

体が重くてだるいのは、たぶん昨日の疲れと、この体の傷のせい……

昨日から黒木もユリも帰ってない。

だから能力者との闘いで負った傷も、サヤから受けた暴行の痕もまだそのまま体に残っていた


……それに……


そっと自分の胸に手をあてる。

体より、心の方が重かった。

しきりに訪れるモヤモヤ感……

最近こんなのばっかりだ。


不安、胸騒ぎ、嫌な予感……?


一体、何がそうさせるのか、

あたしの知らないあたしのナニカ。

それと……


「…………」


胸に広がる少しの疑問。


……サヤ、は……


……サヤは本当は……


「 ! 」


パッと黒木とユリの顔が浮かぶ。


ちがう、ちがう……!!


「サヤの言うの間違いない!」


わざと大きく声にして、心のモヤモヤを打ち消した。