SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし



そして、その日の夜の事だった。



……パアア……ァァァ……


————カッ!!


シュウ゛ルルルルルルルッッ!!!


「……っ!」


あたしは、いまだかつてないほどの激しい闘いを繰り広げていた。


————フィンッ!!


ヒュゥォォ……ォォォ……オオオ!!


降り注ぐのは光の雨……

一粒一粒がまるで細長い針のように鋭利な先端を向けている。

その威力に、強固なはずのバリアーが鈍い音をたて始めた。


ギュリリッ、ギュリリリッ……!


「……っ!」


とうとう耐え切れなくなったバリアーが、わずかな侵入を許してしまう。

光は背中をかすって闇へと消えた……


……シュゥゥゥ……


切れた箇所から焦げたニオイが立ち昇る


「……っ、」


あたしは目の前の敵を睨みつける。

まばゆい光と化した能力者……

こいつは光を操るフォトンキネシスと呼ばれる者。

しかも、今まであたしが闘ってきた奴らとは明らかに様子が違ってる。