——シン……
「…………」
……えっ⁉︎
……あたし……
……あたしっ……
「どうしようっ! あたしっ……人を殺してしまったっ!」
あたしが……人を……
あまりの出来事に頭の中が真っ白になる。
すると、
——ザザッ!
背後から聞こえる複数の足音。
すぐにあたしは取り囲まれた……
「「「「……っっ……⁉︎」」」」
カラフルな色の防護服集団。
目が合った途端、その人物たちの顔が引きつる。
……あ。
そこにはイギリス版D.S.P、自然現象を操る、華麗なるフェノメナ軍団の姿があった。
「「「「……っっ……⁉︎」」」」
あたしのこの姿にみんな言葉を失ったまま……
そこへ、
「——美空っ⁉︎」
遅れて一人が駆けつけた。
……!
「……いつき……」
それはフェノメナに合流している一樹だった。
「……っ! 何故こんな事に! 一体どうしたと言うのです!」
訳が分からないという風に一樹も目を見開いている。
「どうしよう一樹! しるしが! 瞬間移動が体の中で! コントロール出来なくて! あたし人を殺してしまった!」
筋肉男に埋まったまま、叫ぶようにあたしは言った。
「……っ、」
「ごめん、あたし人殺し。とってもとっても悪いやつだ……」
すると、
"パチパチパチパチ!"
どこからともなく拍手が起こる。
「グッジョブ!」
「グッジョブ、ミク!」
聞き慣れない言葉と共に風がぐるぐる体に巻きつき、あたしの体を引っ張りあげた。
——ドサッ、
ようやく筋肉男と離れられる。


