SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし


——それから、


" リーン、リーン "


「ヨ〜シ! 今日こそは気合い入れてちゃ〜んとイツキに聞いてみるな?」

「美空、くれぐれも余計なマネはしないように! 時には見守る事も必要なんだからね!」


「……うん」


今日も二人は呼び出しを受け、D.S.Pへと急いで向かった。


「見守る、か」


さっぱり晴れないモヤモヤ感。


……はあ。


あたしはバタンとソファに寝転がる。
目を閉じると深く体が沈みこんだ……

どうでもいいけど眠かった。

きのう徹夜した上に、今日は往復7時間以上も歩いたのだ。さすがに体も疲れていた。

でも、


"ジワ〜ッ"

やっぱりしるしに起こされる。


「お願いだから寝かせて」


あたしはぎゅっとまぶたを閉じる。すると、


"ビリビリッ!"


突然体に電気が走った。


……!


"ジワ〜ッ"


“ 早く解決 ”
“ 二人と関われ ”


「……⁉︎」


……なに、今の……


おもわず右手を凝視する。


"ジワ〜ッ"
"ビリビリ!"


「 ! 」


やっぱりだ……

しるしの意思が伝わってくる。


"ジワ〜ッ"
"ビリビリ!"


「……そんな……」


しるしと電気のダブル攻撃で、またもあたしは眠れなかった。


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"ピンポーン"


——ガチャ、

「おいおまえっ! まさか今日もズル休みする気じゃねえだろうな……って、うわっ、なんだその顔……」


朝になり、マンションへ迎えに来た透がギョッと顔を引きつらせる。