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——そしてマンション。
「もう! 待ってろって言ったじゃない!」
「ミク〜、守秘義務ってモンがあ〜……」
あたしは黒木とユリに怒られていた。
「朝まではちゃんと待ってた」
「だから、一樹くんに話してみてからって言ったでしょ!」
「ど〜してバラしちゃうかな〜」
「だってしるしが! あたし全然眠れなかった」
「「……ハア〜、」」
二人のため息が重なった。
「それで、一樹は何て言ってたの?」
「「……へ?? 」」
「奏太の事、話してくれたんでしょ?」
「……んあ〜、 ソレが……」
「あんまり、言えなかったのよね」
「……え?」
「ン〜、あんまりっつーか……全然?」
「なんか言い出しにくくて。そうこうしてるうちに一樹くんどっか行っちゃって……」
二人は “ アハハ ” と笑ってごまかす。
「……はあ〜、」
今度はあたしがため息をついた。
「ワルかったって〜」
「ごめんねえ、美空」
「…………」
「イザってなるとお〜、」
「変に言葉選んじゃって……」
「ちがうんだ」
「「……え?」」
「二人の言う通りだったから。デリケートだったんだ……」
「「……??」」
「一樹が生きてる奏太に言った。だけど全然信じてもらえない。すごく怒らせただけだった」
「……んあ〜……」
「……まあ、そりゃそうよね」
「うまく説明できないし、奏太になんにも伝わらない。心がいっぱいモヤモヤした」
「ウ〜ン、それはオレらが説明しても伝わらなかったと思うゼエ〜?」
「そうよ、口ベタの美空には至難の技だわ。 それに記憶をくつがえすなんて、一樹くんが直接本人に言わない限り無理よ……」
「……そっか……」
どんよりとした空気に包まれた。
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——そしてマンション。
「もう! 待ってろって言ったじゃない!」
「ミク〜、守秘義務ってモンがあ〜……」
あたしは黒木とユリに怒られていた。
「朝まではちゃんと待ってた」
「だから、一樹くんに話してみてからって言ったでしょ!」
「ど〜してバラしちゃうかな〜」
「だってしるしが! あたし全然眠れなかった」
「「……ハア〜、」」
二人のため息が重なった。
「それで、一樹は何て言ってたの?」
「「……へ?? 」」
「奏太の事、話してくれたんでしょ?」
「……んあ〜、 ソレが……」
「あんまり、言えなかったのよね」
「……え?」
「ン〜、あんまりっつーか……全然?」
「なんか言い出しにくくて。そうこうしてるうちに一樹くんどっか行っちゃって……」
二人は “ アハハ ” と笑ってごまかす。
「……はあ〜、」
今度はあたしがため息をついた。
「ワルかったって〜」
「ごめんねえ、美空」
「…………」
「イザってなるとお〜、」
「変に言葉選んじゃって……」
「ちがうんだ」
「「……え?」」
「二人の言う通りだったから。デリケートだったんだ……」
「「……??」」
「一樹が生きてる奏太に言った。だけど全然信じてもらえない。すごく怒らせただけだった」
「……んあ〜……」
「……まあ、そりゃそうよね」
「うまく説明できないし、奏太になんにも伝わらない。心がいっぱいモヤモヤした」
「ウ〜ン、それはオレらが説明しても伝わらなかったと思うゼエ〜?」
「そうよ、口ベタの美空には至難の技だわ。 それに記憶をくつがえすなんて、一樹くんが直接本人に言わない限り無理よ……」
「……そっか……」
どんよりとした空気に包まれた。


