SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし


……集中……集中……、 でも、


「……オ゛ラアッ!」

「……っ、」


決着がついたはずの雑魚田が復活し、またしつこく奏太に仕掛けてきた。


「「「……たばれッ!!」」」


テルにも数人襲いかかり、すぐそばで騒々しさが加速する。


"ジジジ "


「……りゃあッ!」

ザシュ! ザシュ! ……ガキン!


" ジジ "


「「「……やろッ!!」」」

ドスドスドス! ……ガゴッ!


"……ジ……"


集中が途切れ、うまくアンテナが働かない。

早くしなきゃという思いがあたしをすごくイライラさせた。


……もうっ!


やがて我慢の限界がきて、あたしはスッと立ち上がる。


——タタッ……


「うるさいっ!」


ヒュッ! スガッ! バキドス!


「こっちもっ!」


ゴキガスッ! ……ガツ! ガンッ!


雑魚田とその周りの覇鬼たちを一気にまとめて片付けた。


「「……っっ……!!」」


「お願いだから静かにしてっ!」


あたしはドカッと座り込む。

今度こそ集中して起爆装置と向き合った。


……う〜ん?


赤、白、青、黄色の線の束と、太いオレンジの線が箱に張り巡らせてある。

この中のどれか一本……

いや、ちがう……


"ジジジジ!"


——パカ!

箱の一部を解体する。


……これだ……


隠れていた灰色の線があらわになり、それをニッパで “ バチン ” と切った。

途端に赤い点滅が消える……