……当たり前だ。
霊感って言ってあるけど、あたしのはESPなのだ。
普通に霊感があるだけでは探査とかそんなの、簡単に出来るはずがない。
すると、
「美空ちゃん、さっきから電話鳴ってるよ?」
陽菜がパタパタ走ってきて、あたしに電話を差し出した。
「ありがとう」
すぐにあたしは電話に出る。
『……おまえ! やっと繋がった!』
すぐに焦った声が聞こえてきた。
かけてきたのは、透。
「久しぶり、どうした——」
『——薫知らねえか!』
食い気味に透はあたしに聞いてきた。
「……かおる?」
『ああ、今朝あいつの部屋見たらもぬけの殻なんだ! ……いつから、一体どこに……』
"ジワッ"
右手のしるしが反応する。
同時に嫌なものが胸に走った。
……っ、 ……そんな……
『……おい、どうした!』
「……透。あたし、探す……」
それだけ言って電話を切る。
確かめるように、すぐにセンサーを働かせる……
"……ジジ……"
「——!」
……やっぱり……
覇鬼と一緒にいる女の子、
それは薫の事だった……
「……なんで……」
「「「「……⁉︎」」」」
ただならぬ様子に、みんなの視線があたしに集まる。
「……どうした」
奏太が顔をのぞき込んだ。
「……薫、なんだ」
「……かおる?」
「……その覇鬼と一緒の女の子。今の、電話のやつの妹で……」
「知り合いか」
「……うん」
……どうして……
あたしは訳が分からない。
なんで薫が覇鬼と一緒に……


