「武器、電気のビリビリ」
「スタンガンか」
「シューって涙出る……」
「催涙スプレーか」
「矢のやつ……」
「ああ、ボーガンだな」
「……あ、何人かこっちに来る。この橋渡って、それと……」
……?
ふと気付いて顔を上げる。
さっきから、あたしと岩男しか喋ってない。
「「「「……っっ……」」」」
みんな一様に驚いた顔で見つめてる。
「……どうしたの?」
「……ああっ、」
「……いや、その……」
「だっておめえらがよ……」
「あまりに普通に話してるから」
「一体、どうなってんのかと……」
「岩男、女嫌いじゃなかったの?」
すると、
「……フゥ、」
岩男がガタッと席を立った。
「さて、奴らぶちのめしてくっかな」
そう言うと一人席を離れていく……
「……ああ、」
ふと足を止めては振り返り、
「これだけはハッキリ言っておく」
みんなを見据えて口を開いた。
「そいつは女じゃねえ。 仲間だ」
毅然とした態度で言い切ると、今度こそ外へ出て行った。
「「「「……っ……!!」」」」
——ザワザワ……!
「なんだよあれ⁉︎」
「変なモン食ったか⁉︎」
「美空おめえ何かしたんか⁉︎」
……?
「別に、話しただけ」
驚く声が飛び交う中、あたしは地図と睨み合う。
「ねえ、こっちから別なやつ。こっちからもバイクが……あと——、」
再び覇鬼の動きを探った。


