「……?」
あたしは首を傾ける。
……えっと……
頭の中で若の言葉をまとめてみた。
カタキの友達。住む世界が違う。
極道。一般人ちがう。裏社会。
恐れられ、嫌悪。悪者。悪魔。
危険。親父たちとは関わるな……
————関わるな……?
「いやだ!」
「……?」
「あたし、玉ちゃんの友達だから、これからも関わる」
ハッキリと、若を見上げてそう言った。
「……美空。オレの話をちゃんと聞いていないだろう?」
「聞いてる。でも違う。玉ちゃん悪魔じゃない。あたし、そういうのは分かる」
「……何を、言っている?」
「いいか悪いかは分かる。勘が働くんだ。ビビビって」
「……ビ⁉︎ ……んんっ、身に危険が及ぶかもしれないんだぞ!」
「危険が来たら、やっつける」
「……は⁉︎」
若は一気に表情を崩した。
「……お前、全然分かっていないだろう?」
「うん!」
「…………」
若はそのまま押し黙る。
すると、
「ブハハハハ! お前の負けだな、凌駕」
ガラッと突然引き戸が開いた。


