「 いやね、変なこと言って。他に誰もいないじゃない 」
お母さんがクスリと笑う。
でも、あたしには視えていたのだ。
パジャマを着た数人の子どもたちと、杖をつくおばあちゃんの姿が……
眠りに落ちる前、何故かニヤリと笑う先生と目が合った。
背中にゾクッと寒気が走った……
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どのくらい、時間が経ったの?
「……⁉︎」
生温かい水が降ってきて、あたしは目を開ける。
すると、
————ッ!
「……ひっ!!」
……どう、して……
白いベッドが、壁が、天井が、
真っ赤に……なっている……
「 ヒヒ、おまえは今日からウチの所有物だ 」
腕組みをしてニタニタと笑っているのはさっきの先生。
「 さすがカイドウ! だよねえ、霊感ある奴に実験してみるのも、おもしろいよねえ 」


