「 ガハッ! ウウ!!」 ……助けて、ユリ! ユリ……、ユリ……!! ……ああ、いつもは助けてくれるのに…… "ネエ、オモイダシテ。ワタシタチヲ、オモイダシテ" 男とも女ともつかない声が脳を揺さぶる。 「……っ、」 視界がぼやけ、あたしの意識はある場面にトリップした…… ———————————— —————————————— ———————————— あたしは小学二年生。 真夜中の救急病院にいる……