「もう駄目だわ、足が痛くて歩けない」 ノワールは道の横の大きな石を見つけて座り込んだ。 「まだ30分も歩いてねーぞ?これだからお嬢様は」 船長の言葉にノワールはムッとした、確かに私が悪いのは分かっている、だけど言い方って物がある。 「じゃぁ、置いていけばいいわ」 捻くれた事を言ってしまった、この男は自分を助けてくれて面倒を見てくれているのに、そんな事言いたくなかったのに疲労と困惑でイライラしているのだろう。 悲しそうな顔をするノワールに男は近付いて、顔を近付ける。