「お父さーん!」



「はやくー!」


僕は顔をあげた。



「今行くー」



「あれ?何その花」

僕は桃色の小さな花を見せた。





「これはね『花』じゃ無くて『華』なんだよ」





「綺麗だねー」




「そうだよ。綺麗で僕の大切な華なんだ」

















END