*** 「のい…」 僕は前を向いた。 「話がある」 *** 「フラれる話は聞かないよ」 その言葉で僕は後退る。 のいは苦笑い。 「オレだって好きになりたくて葵の事好きになった訳じゃないよ」 「葵がこんなオレに話し掛けてくれたことがうれしかったんだ」 「友達が居ないオレには葵が救いだった」