「 何固まってんの。ってか、お前未成年だろ?こんな暗い公園で1人でいると危ないし早く家帰って寝ろ 」


言葉は冷たいのにどこか優しさを感じさせるような声。


後ろにいた男の人がゆっくり歩いてあたしの前に立った。


180くらいの身長にスラッとした体型、
自然な黒髪、そして見事に整った顔。


どんなにかっこいい人から声をかけられても今まで何とも思わなかった。だけどこの人を見た途端、脈が速くなっているのがわかる。


顔をあげたと同時に男の人と目が合う。


「 あ、お前後ろ姿見て可愛い子だろうなって思ってたけど正面から見るとマジで美人じゃん。すげー綺麗な顔。 」


そう言いながらしゃがんだ男の人と顔の距離が近くなる。