「 最初はまさかと思ってとても驚いたけど、会えてよかったわ。野菜や果物を両手いっぱいに持って来てたのは、さすがに笑っちゃったけどね 」
「 …よかったぁ…会えたみたいで 」
おじさんを信じていた反面、もしかしたら行かないかもしれないという不安もあった。
でもやっぱりおじさんは行ってくれた…
不安だった気持ちが溶けて、母のことを伝えてよかったんだと心から思えた。
「 まさかあの写真を見つけてしまったとはね…。隠し続けていたことだったけど、今は綺帆が見つけてくれてよかったって思う。あの人にも会えたし… 」
「 お母さん… 」
「 探そうと思えば探せたのに、なかなか勇気が出なくて…。こんな弱い母親でごめんねっ… 」
お母さんは弱くなんかない。
数百万人の従業員の中心に立って、世界中で活躍してる姿はかっこいいもん。


