放課後、綺帆の母親の病院に来ていた。
お見舞いに行きながら、
あいさつもしないとなぁ…
なんて言えばいいんだ?
とりあえず担任として失礼のないようにしないとな。
何度も手汗を拭いて乗ったエレベーターを降りようとした時、
「 …うわっ、千紘!? 」
慌てた様子の綺帆が立っていた。
「 お見舞いに来たんだけど、なに、今からどこか行くのか? 」
「 お母さんに書類を持ってくるように頼まれて、今から家に行ってくるとこ 」
「 あぁ、じゃあそこまで送るよ 」
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