「 おはよ。ご飯できてるよ、食べよ!」 「 …うん 」 顔を洗って、いつものスーツに着替えて戻ってきた千紘にご飯を出す。 「 早く起きて作ってくれたのか? 」 「 泊めてもらってるからね。タダでいるわけにはいかないし、家事は任せてっ 」 「 へぇ〜、じゃあお言葉に甘えて 」 出した朝食を美味しく食べてくれる千紘。 今思えば…朝起きて、一緒に朝食を食べることになるなんて考えてもみなかった。 こうしてみると、新婚みたい…だ。 早起きしてよかったぁ…