「 …でも千紘とあなたは、教師と生徒でしょ!そんな恋が許されると思うの? 」
教師と生徒…
確かにそうだけど…
「 教師と生徒の前に、1人の男と女です!好きになった人が先生だったっていうだけのことじゃないですか…っ 」
先生に恋しちゃダメってルール
誰が作ったの…?
あたしはそんなルールみたいな決まり事に
負けたりしない。
「 もし麗奈さんが千紘のそばにいたら、あたしは諦めてました。…でももう遅いです。あたし、千紘を誰にも譲る気はありません… 」
「 …綺帆とは、良い友達になれると思ったのに…。あたしって都合のいい女かな」
「 ごめん、なさい…っ。……うっ… 」


