「 なら、どうしてっ…!どうして千紘をおいてパリなんかに行ったんですか!?」
その場で席を立つと、我慢していた自分の思いが爆発した。
そして堪えていた涙が一気に溢れ出す。
「 大好きなんでしょ…!?ならどうしてその人をおいて遠くへ行ったりしたの!?婚約もしてるし、大丈夫だと思ったの?」
「 綺帆…? 」
「 あたしならっ…、あたしなら、絶対に大好きな人……千紘をおいて1人で遠くになんて行けない!!1秒でも多く一緒にいたいもん…っ! 」
ファミレスの店員やお客さんが注目している中、お構いなしに自分の気持ちを伝える。
「 その結婚がどれだけ大事なのかは、わかります。でもあたしも千紘が大好きななんです……!! 」


