恋してセンセイ。





テレビに映る母の姿。


お母さんって、すごいなぁ…


雑誌やテレビで取り上げられる母の姿は
かっこよくて、たくましいように見えた。


幼い頃に憎んでいたことが今となれば尊敬できるようになった自分は、少しでも成長できているのかな…。


そう思えるだけで嬉しかった。



そういえば千紘遅いなぁ…


何かあったのかと思い玄関へ向かう。


「 わざわざ何しに来た。どうやってここがわかった? 」


「 家?それくらい調べればすぐにわかることよ。それより、中に入れてくれないの? 」


「 入れるわけないだろ。帰れ 」