テーブルにはノートパソコンと数枚の書類が広がっていた。


「 やること多くて、溜まってる仕事やってたんだ 」


書類を片付け始める千紘。


仕事をするときだけなのか、普段つけていないメガネを今日はつけていて


ふと、ドキッとしてしまう。


「 メガネ似合ってるね。かっこいい…」


「 ははっ、なんだよそれ。普通なら
" 昨日のは何?最低! " とか言ってビンタするんじゃないの? 」


「 そうしたいところだけど……やっぱりあたしには千紘しかいないから 」


「 やっぱ普通の女とは違うな、綺帆は。…昨日は本当にごめん。マジで悪かった。あと朝食美味かったよ、ありがとな 」