んっ……、朝…?眩しいっ……


「 やっと起きたか。おはよ寝坊助。 」


ゆっくり体を起こすと膝に小さめのブランケットが掛けられていた。


「 ごめん…あたし爆睡してた…みたい。ずっと起きていてくれたの? 」


「 可愛い子が寝ているのに隣でぐっすり眠れるわけねーだろ。一応、俺も男なんだけど。 」


千紘との距離が近くなる。


夜でうっすらとしか見えなかった顔が今、
日差しに照らされてより一層かっこいいと改めて思い知らされる。


「 冗談。…お腹すいたな、軽く朝食でも食べに行くか! 」


「 う、うん!何か食べたい! 」


そう答えるとすぐに車を走らせた。