「 変態。 」


「 は!?褒めてやったのに変態って… 」


ちょっとキレそうな男の人に小声で小さく手を合わせて謝る。


「 キャバクラで働いて長いの?
…もしかして学校行ってないとか? 」


またバレちゃった______


怖いほどなんでも当ててくる男の人は心配そうな目をしてあたしの目を真っ直ぐ見つめる。


あたしは何も言わずに頷いた。


この人に嘘はつけない気がした。彼の真っ直ぐな瞳に嘘をつきたくない…そう思ってしまったんだ。


「 そっか。授業はめんどくさいけど、友達とか行事とか、行ってみると意外と楽しいことたくさんあると思うけど 」


「 そうでもないよ。友達だって1人しかいないし… 」