「なぁ、照さ、その頭どーにかならねーの?」


夕食を食べ終わって部屋に戻ると潤君が突然口を開いた


頭って金髪のことだよね・・・?


「なんでそんなこと聞くの?金髪よくない?」


「いや、俺はいいと思うけどお前の父さんが困ってたぜ。それに成績が悪いから勉強教えてやってくれって言われた。」


また、お父さんか・・・。

私の父親は医者で私にも医者になれって言うんだよ!


私も小学校までは期待に応えようと頑張ってたよ。


けどお父さんは褒めてくれないし成績はだんだん伸びなくなって・・・もう疲れた。


だから私は髪を染めてピアスもつけた。


お父さんの期待を裏切った