Rain Days

成り行きで、さっきの可愛い子に連れ添われながら、保健室へと向かった。


「痛い、よね?」


保健室に先生が居なかったので、可愛い子ちゃんが手当てをしてくれる。


「ホントにごめんね」


そしてさっきから、何度も謝罪の言葉を向けられる。

それに、段々イライラしてくる。


「・・・い」

「え?」


私の言葉が聞き取れなかったのか、可愛い子ちゃんが聞き返してくる。

だから、もう一度言う。


「うざい」


それに驚いたように、瞳を丸くした。


「別に貴方がやったことじゃないじゃん。なのに、なんで謝るの?謝るなら、普通やった本人でしょ」


私の言葉に、彼女は笑い出す。