Rain Days

ヒデのおかげで、退屈だった日々が少しだけ変わった。

ヒデがあたしに傘を差しだした日から、あたし達は交わる運命だった。

今なら、そう思う。

そう、思いたい。

だから今度ヒデがあたしの前に現れたら、線引きをしようと思っていた。

どこまでがセーフで、どこからがアウトか。

互いに傷つかないように、傷つけないように。

ここで拒絶されたら、そこがあたし達のラインになる。


「あおいは、何て言わせたい?」

「ヒデの言葉が聞きたい」


ヒデの意志が知りたい。


「俺、あおいが言ってたように遊び人」


話し出すヒデの言葉たちを聞き逃さないように、あたしは静かに聞く。


「でも過去は変えられない」


変えられるのは、今と未来だけだ。