Rain Days

たぶん反応を見せないあたしに、逆上する奴らが現れるに違いない。

呼び出し?待ち伏せ?

どっちで来るだろう。

まるでゲームでもするかのように、次の展開に期待してしまう。

そして今回は、前者の方だった。


「ちょっと良い」


いや、良くはない。

昼休みになり、突然現れたギャルたちが心底可笑しくて仕方ない。


「それって、強制?命令?」

「来いって言ってるんだから、来いよ!」


キレた。

いや、これって完璧逆ギレだよね?

無理やり腕を掴まれ、引っ張られる。

そして、空き教室のようなところに連行された。

1人相手に、何人いるのよ。