Rain Days

次の日。

学校に行くと、昨日まではガラッと変わった日常が待っていた。

何これ。

昨日まで在ったはずの内履きが、下駄箱から消えていた。

仕方なく学校のスリッパを借り、教室へと向かう。

これで机まで隠されてたら、どうやって過ごそう。

そんな心配をしていたが、机はちゃんとそこに存在していた。

ただ、昨日まではなかった落書きも一緒に。

クダラナイ。

そう言えば、前にもこんなことが在ったっけ?

そう思うと、バカバカしくて笑えた。

これだから目立つ奴らと関わると、ロクなことがない。

机の落書きを消そうと思わなければ、落ち込むこともない。

こんなのに付き合って、一々振り回される方がバカらしい。