Rain Days

お母さんに頼んで、クリーニングに出しておいて良かった。

自分の部屋に着き、彼の制服を手にまた戻る。


「はい」

「クリーニングまでしてくれたんだ」

「借りたモノなんで。後、傘」


これで、借りたモノは全て返した。

頼むから、このまま帰ってくれないだろうか?


「確かに。で、どこ行こうか」


やっぱり、そう簡単に開放してくれないみたいだ。


「あの、これから用事が・・・」

「授業出ようとしてたのに、用事なんてあるの?」


この人、変に頭の回転が良いんだ。


「お礼に付き合ってよ。俺暇だし」


なぜ彼の暇つぶしに、あたしが付き合わなきゃイケないのよ。