Rain Days

お父さんの夢を見た日は、必ず泣いている。

目を覚ましても、涙は止まってくれない。

だから、あたしは自分の気が済むまで泣くの。

お母さんの前で、普段のあたしで居れるように・・・

いつか、くるかな?

お父さんの夢を見ても、泣かずに目を覚ませる日が・・・

いつか、来て欲しい。

そんな日が・・・

あたしは一頻り泣き、布団から出る。


「また、今日が始まる」


行き場をなくした独り言が、部屋に飲み込まれる。

当たり前のように繰り返される日々に、思考が自棄になる。

そんな気持ちを切り替えるように、盛大なため息を漏らす。

そして身支度を整え、家を後にした。