「PTSDか」 そう、あたしの背にあおは尋ねた。 よく見ただけで、PTSDだとわかったものだ。 あたしはゆっくりと振り返り、あおの顔を見る。 全てを理解したとでも言うような瞳に、これ以上悟られたくないと思い、再び背を向けた。