Rain Days

男たちの目当ては、白狼会と関わりのある理沙だろう。

とりあえず、どこかに理沙を隠そう。


「理沙!」


息を上げ、朦朧としている理沙の名を何回か呼ぶ。


「あそこのスーパーの中に逃げて」

「え?あおいちゃんは?」

「あたしは何とかする。とりあえず人が多いとこか、トイレとかに逃げ込んで」


そう言い、携帯を手渡す。


「それで助けを呼んで!電話は絶対切っちゃダメだよ」


そう言い、スーパーの入口で理沙の手を離す。


「走って」


そして走り出した理沙の姿を見て、あたしは理沙と違う方向に走り出す。

その後を、男たちも二手に分かれて追って来る。

理沙が居なくなった分、走りやすくはなったが、あたしの足も限界に来ている。