連れてこられたのは、誰もいない体育館の裏。 「俺さ、見ちゃったんだよね。」 「見たってなにをですか?」 「君が教室で振られてるところ」 「_____っ!」 「可哀想だよねぇ、幼稚園の頃から好きだったのに。振られちゃうなんて。」 聞かれてたなんて。どうしよう、、、 「なにがしたいんですか。バカにしたいだけですか?」 「違うよー。さすがに俺もそこまで性格悪くないって。」 そう言って少し微笑んだ彼。ずいぶん裏のある笑顔をお持ちのようで、、、。 「」