5月の下旬


いつもは紗奈と帰っていたけど今日は委員会が


あるらしく拓哉と帰った


彩「拓哉、私今ホントに幸せ!」


拓「よかったじゃん」


彩「うん」


拓「今思えばさ俺達が出会ったのって運命なきがするんだよな
そう思わね?」


運命?あれっ?そういや私達ってどうやって出会ったんだっけ?


彩「ねぇ、あのさ私達って…ううん。やっぱなんもない」


出会ったときのことを忘れたなんて言えるはずがなかった


思いだそうとしてもなにも思いだせなくて


初めて自分の病気が怖いと思った


その日からか、自分が通っていた幼稚園、小学校の名前とかが


めっきり思いだせなくなっていた