「待ったあ!」 「え!?寸止め?」 「慎治さん……気づいてないんだろうけど……」 「?」 「ここ……校門ですよ?」 「……え?」 慎治さんはすっ呆けた声を 出すと周りを見渡した。 するとあたしの学校の子達以外にも、先生……さらには通行人までもが、あたし達を見ていた。