「で!何があったわけ!?」
今いるのは明美の部屋。
そしてなぜか正座してしまってるあたし……。
何だろ、この状態。
「柚……あたし心配なんだよ…。お願い、話してよ…-っ!」
明美のこんな悲しそうな顔を見るのは初めてで……。
その要因が自分自身だというこのに気づいた瞬間、あたしは我慢していた涙を止めることが出来なかった。
そして昨日、慎治さんとの電話をすべて明美に話した。
「あの後……そんなことが……」
「でもね、言えてスッキリしてるんだ。だけど……まだ忘れれなくて……」
「無理に忘れることなんてないよ」
「えっ?」

