「春也…買って…?」
わたしは子供のときから欲しくて仕方なくて、
いつも親を商店街に連れてきては買って買って!とおねだりをしていた。
でも買ってはくれなかった。
その時のテディベアのリボンの色はピンク。でも今は赤だった。
「赤か…似合うな」
「本当!わたし赤好きなの…」
お母さんが好きだった色だから…
カーネーションの色だったから…
ガーネットの色だったから…
カチャ
中に入ると、90歳くらいのおじいさんとおばあさんが座っていた。
「いらっしゃい…」
「あの…あのテディベアください…」
この人達がつくったのかな?だとしたらすごい…
「どうしましょうか…じいさん…」
おばあさんが言った。
「え…」
「予約…されてるんだ…」
おじいさんが言った。
わたしは子供のときから欲しくて仕方なくて、
いつも親を商店街に連れてきては買って買って!とおねだりをしていた。
でも買ってはくれなかった。
その時のテディベアのリボンの色はピンク。でも今は赤だった。
「赤か…似合うな」
「本当!わたし赤好きなの…」
お母さんが好きだった色だから…
カーネーションの色だったから…
ガーネットの色だったから…
カチャ
中に入ると、90歳くらいのおじいさんとおばあさんが座っていた。
「いらっしゃい…」
「あの…あのテディベアください…」
この人達がつくったのかな?だとしたらすごい…
「どうしましょうか…じいさん…」
おばあさんが言った。
「え…」
「予約…されてるんだ…」
おじいさんが言った。


