「なににするか決めたぁ?」 担任が声を張る。 そんなすぐ決めれっかよ。 黒板に名前札をくっつけていく。 俺どれにしよ~。 ガタっと横から音がする。 「あれ?聞いてたの?恭雅」 眠そうに目を細めて、俺を見る。 長い前髪から見える切れ長の目。 「借り物競争にする」 「え、え?借り物…競争?」 思わず笑った。