腕の中

「私を…陸翔の彼女にしてください。」


最後にこの人を信じてみよう。


死ぬのはそれからでも遅くない。


「あぁ!!俺の側から離れるなよ?信じていい。大丈夫だから。」


まるで私の心を読んだかのような発言と満面の笑み。


「俺…陸翔のこんな顔はじめてみた…。」


誠さんのそんな声も耳に入らない。


しんどいのも忘れた。


ただただ彼の言葉は安心した。


このままずっとこの腕の中にい続けたいと願った。