これが運命なんだと。仕方ないと割り切っていた。


でもそれも限界。


どうやって死のうか今日もそればかり考えながらバイト先へと足を運んだ。


徒歩45分くらいかな?


この辺で1番大きいらしいビルの前で足を止める。


この情報は唯一のバイト仲間?の佐々木さん(68)に教えてもらった。


この世界で私に笑顔を向けてくれる人はこのおじいちゃんしか居ないと思う。


階段を上ってロビーに入ってから気づいたけど今日はその佐々木さんもOFFらしく1人で仕事。


「はぁ…」


思わずため息がこぼれてしまった。