ハ ナ コ ト バ




幸太郎は少し驚いたような顔をしたけど、またすぐに普通の顔に戻った。



「何となく、寄ってみたくて寄ってみただけ。」



「あれ?今日部活なかったけ?」



「あー……今日はちょっとな……」




また幸太郎は辛そうな顔をして俯いてしまった。



幸太郎と私は剣道部に所属している。



私の場合、“所属していた”の方が正しいのかも。