「ちょっとな……」 曖昧な幸太郎に私はカッとなってしまって、 「何それ。あんたどうゆうつもりで剣道やってんの?やる気が無いならさっさと辞めたら?」 違う。本当はこんな事を言いたい訳じゃない。 自分がもう竹刀にすら触れることが出来ないから、今剣道が出来る幸太郎が羨ましくて、嫉妬して、こんな言葉を口にしてしまった。