――可愛い。
第一印象がそうだった。
今まで出会った中で、一番だと思った。
ここまで、自分のモロ好み、どストライクな人に出会ったのは初めてで。
一目見たその瞬間に、堕ちていのかもしれない。
透き通るような肌は…本当にスベスベだった。
大きくてパッチリ二重の瞳は…吸い込まれそうなほど澄んでいた。
柔らかそうな唇から、心地良い高さの柔らかな声。
昨日、初めて接触した神崎ゆず。
折れてしまいそうなほど華奢な体は、驚くほど柔らかくて……
花のような甘くていい香りがした。
…………って。
馬鹿か、俺は。
これじゃあ、ただの変態じゃないか。
いきなり苦笑し始める俺を見た秋山は、ギョッと目を丸くして俺からあからさまに距離をとる。
「な、なん、だよ…」
慌てて表情を引き締めたところで。
秋山は引きつった顔のまま『変な奴』と憐れんだ顔して溜息まじりの声を出す。
おい。
そんな目で見るな!

