モテ子☆モテ男の恋愛事情。



「おはよ、ゆず」

「おはよう」


少し恥ずかしそうにハニカムその顔に、俺の目尻も自然と下がってしまう。

今日も会えた。

それが純粋に嬉しかった。


「いつもこの時間なんだね?」

「うん、だいたいは…」

「いつも一人?」

「ううん違うよ。いつもは友だちが一緒なんだけど、今週は委員会があって」

「そうなんだ」

「…うん」


少しぎこちない会話だけど。

恥ずかしそうにしながらも、ちゃんと答えてくれる彼女。

今日もまた、あんまり目が合わないけど。

そんなの気にしない、これから少しずつ見てもらえるように頑張ればいい。


「何か、用があるの?」


突然のゆずからの問いに、何のことだかわからなくて首を傾げると。

それと同じようにゆずも小首を傾げて。


「ん?」
「ん?」


疑問に思う二人の声がピッタリと重なった。

二人して同じ反応して。

それが可笑しくて、思わずプッと吹き出してしまえば。

ゆずもクスクスと楽しそうに笑っていた。