速水くんと秋山くんのコンビは文句なく、あのメンバーの中で1番だろう。
あの中に普段は隼人も一緒にいる。
「すごいなあ…」
試合とは違って、いつもよりパフォーマンスも派手で。
見せるプレイ。
普段の練習では出来ないようなことを、このお昼休みに試したりすることもあるって隼人が前に言ってた。
速水くんのプレイは人目を惹く。
みんなが騒ぐのもよくわかる。
…けど。
どうしてだろう。
胸がざわつく。
モヤモヤして、なんだか気持ち悪い。
「……なんか、やだ」
ヒョコッと隣に現われた愛美が、同じようにフェンスの下を覗き込む。
「ふーん、なるほど」
「…何?」
「…ヤキモチ、ですか」
愛美の瞳が、キラリと光って。
何か企んでいるような、そんな表情へと変化していった。

