モテ子☆モテ男の恋愛事情。



「…可奈ぁ」


助けて、と涙目で訴えると。

まったく…と盛大な溜息を吐き出したあと。


「愛美!!」


あたしに迫る愛美を押さえつけ、少し大きめの声で名前を呼ぶと。

それが思った以上に耳元に近かったみたいで。

『うほっ』と意味のわからない声を上げながらビックリした愛美は、そのまま後ろにしりもちを着くように倒れた。


「……パンツ、見えてるから」


可奈の言葉に慌ててスカートを直したところで、しっかりと見えちゃいましたけど。

愛美は真っ赤な顔してぶぅと頬を膨らませて不貞腐れて。


「どーせ、可奈は知ってるんでしょ!?」


あたしばかり除け者だし、なんて落ち込む愛美に苦笑いしか出てこない。

そんな愛美、ちょっとめんどくさいけど。


何も知らない愛美にしてみれば。

仲間外れにされた気分なのかもしれない。


初めから隠すつもりはなかったけど、あえて自分から言う気もなかっただけのこと。


「で、愛美の質問は?」


一つ一つ、落ち着いて話そうと微笑めば。

少しバツが悪そうにしながらも、エヘヘと笑った。