「…可奈ぁ」
助けて、と涙目で訴えると。
まったく…と盛大な溜息を吐き出したあと。
「愛美!!」
あたしに迫る愛美を押さえつけ、少し大きめの声で名前を呼ぶと。
それが思った以上に耳元に近かったみたいで。
『うほっ』と意味のわからない声を上げながらビックリした愛美は、そのまま後ろにしりもちを着くように倒れた。
「……パンツ、見えてるから」
可奈の言葉に慌ててスカートを直したところで、しっかりと見えちゃいましたけど。
愛美は真っ赤な顔してぶぅと頬を膨らませて不貞腐れて。
「どーせ、可奈は知ってるんでしょ!?」
あたしばかり除け者だし、なんて落ち込む愛美に苦笑いしか出てこない。
そんな愛美、ちょっとめんどくさいけど。
何も知らない愛美にしてみれば。
仲間外れにされた気分なのかもしれない。
初めから隠すつもりはなかったけど、あえて自分から言う気もなかっただけのこと。
「で、愛美の質問は?」
一つ一つ、落ち着いて話そうと微笑めば。
少しバツが悪そうにしながらも、エヘヘと笑った。

