「で? どういうこと!?」
「え、うーん…と」
何をどう話せばいいのかわからなくて。
遅れてきた可奈に助けを求めるように視線を投げかけた。
涼しい顔してあたしの隣に座った可奈も、愛美のあまりの迫力に苦笑い。
「で、愛美は何が知りたいの?」
「全部!!」
全部…って。
鼻息の荒い愛美。
その勢いに呆れる可奈。
若干テンパるあたし。
「なんで朝、王子と一緒だったの?」
「えーっと……」
「どうして櫻井くんは、ゆずに抱きついてたの?」
「そ、それは……」
「どうして、三人で笑ってたの!?」
いったい愛美は、どこで見ていたのだろうか。
たまに、隠しカメラとか盗聴器でも仕込まれているんじゃないかと思いたくなる。
「ねぇ、どっちが本命なの!!」
フン、と鼻息が飛んできそうな勢いで。
そんな愛美をどう制御すればいいのだろうか。
ちゃんと話そうとしても。
その前に愛美の尋問に圧倒されてどうにもならない。

