「あのさあ、三浦。俺の話ちゃんと聞いて」 斎藤くんが抱きしめながらそう言うけど、聞いてられない。 心臓がバクバクしてて痛い。 「俺、誰にでもお人好しな訳じゃないから」 「え…?」 だって、斎藤くんはいつも助けてくれるし、クラスでも…。 「ノート貸したり、追いかけるのは三浦だけだっつーの」 ドキ。 心臓がまたうるさく鳴り響く。 「それって、どういう…」 「つまり…、俺は三浦が好きってこと」